長良の落陽。

アクセスカウンタ

zoom RSS 週刊・『チューズデー』 *契約

<<   作成日時 : 2016/10/03 09:27   >>

トラックバック 0 / コメント 0

《毎日新聞 奈良地方版(9/17)》 【筆者要約】
来秋の奈良県での「国民文化祭」のロゴマーク制作費540万円が不当に高額だとして、市民団体が知事に510万円を請求する住民訴訟を奈良地裁に起こした。原告側は2014年の秋田開催の同祭ロゴは賞金5万円、東京五輪のエンブレムも賞金100万円でいずれも公募だったと指摘。「公平性確保のため公募が通例で、随意契約は異例。適正な支出金額は多くとも30万円だった」とし、支払額との差し引き510万円を損害額と主張している。

契約の相手先が「くまモン」のデザイン会社だったこともあって、一部のワイドショーでも取り上げられていました。金額が問題にされていた様な気がしますが、記事にある様に契約方法も大いに疑問です。

地方自治法では「一般競争入札」が原則で、指名競争入札や随意契約は特別の事情がある場合にしか許されていません(234条)。そして、ロゴマークの製作にその「特別な事情」がないことは、明らかです。

民間企業では、株主への説明責任を問われることはあっても、基本的に業務の発注は自由な企業活動の一環です。しかし、国や地方団体が恣意的に企業を選んで業務を請け負わせることは許されません。『税』を財源とする以上、最も効率的な執行が厳しく求められるからです。

オリンピックと言えども、関連事業として公共施設の整備などに『税』を使おうとする場合は、特定の誰かの思いのままには出来ません。税の執行である以上、例えば警備会社にテロ対策の一部を請け負わせる様な場合でも、「一般競争入札」が大原則なのです。

"兆円"の単位が飛び交い金銭感覚が麻痺してくると、使い方のルールもいい加減になってきます。奈良県での『500万円』という金額は、「自分の金のつもりで使うんじゃない!」、という『税』の根本を日本中に問いかけているのです。


画像
       ふれあいの森の滝  【9/29】

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

週刊・『チューズデー』 *契約 長良の落陽。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる