ウドンセットを一から考える。④

仕掛の話は今回までです。

■私:浮子周りはどんな具合ですか。
師:動かないこと以上に、極力浮子に負担をかけないことを心掛ける。
■私:具体的には何を使ってますか。
師:ゴム管は、オーナーの「浮子ベスト」の2.0号が中心になる。忠相の「Foot Fit」のSサイズも使うが、松葉は今はやらない。
■私:どう使い分けるのですか。
師:オーナー製は一見頼りない感じがするが、最も負担が少ないので真冬は大抵こちらだ。活性が高く若干大き目の浮子を使用するときは忠相も使う。オーナーでも問題ないが、気分的に安心感がある。
■私:ウキ止めは、糸を使われてますね。
師:市販の木綿糸、様々な浮子止め糸や浮子止めゴムなど色々使ってきたが、今使ってるのは「サンラインの浮子止め糸」のSサイズだ。長い間使っている。
■私:違いはあるのですか?
師:繰り返すが、糸に重さの負担をかけないこととキズを付けないことは、絶対的な条件だ。ゴムは、気にする程ではないのだろうが重い気がするし、木綿糸は微妙に硬い。売られている浮子止め糸にも硬さの違いがあって、今のところ、俺にはこれが一番合ってる。
■私:作る時の注意点は何ですか。
師:ジョイントの時の木綿糸と同じで、道糸の端の方で出来るだけ切れ端の残らないように巻く。4回巻きで強すぎると思う程度まで数回に分けて締めることが大事で、緩めだと失敗する。出来上がりのコブは頼りない大きさだが、浮子ゴムのリングが小さいので抜ける心配はない。
■私:下の浮子止め糸は、下に木綿糸が巻いてありませんか?
師:細糸の5回巻きで万全を期しているが、気分の問題なんで面倒なら無くても構わない。
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大体こんな感じだ。
■私:最後に道糸とハリスで気を付けることは何ですか。
師:厳寒期は理屈抜きで細くすることだ。説明は面倒なんで省くが、水の抵抗は餌や鈎より糸全体で受ける方が大きくなる。その分道糸のトラブルは起き易くなるから、なるべく高品質のものを使う。
■私:高くつきますね。
師:浮子を失うより安いし、値段の差だけみれば10円、20円の世界だ。何より安心感が大事だし、ここは金の話を持ち出すところじゃないだろう。

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                     伊吹山
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