『ココイチ』・『ダイコー』・『みのりフーズ』以外の罪人

廃棄物処理法で定める「産業廃棄物」は20種類に及びます。そして、こうしたゴミは適正に処理・管理しないと環境に重大な影響を及ぼします。つまり法は、賞味期限切れの食品が食べられるリスクではなく、河川、土壌、大気といった環境が汚染されることを防止することが目的なのです。我が国の「公害」という負の歴史が背景にはあります。

紹介した資料に詳しくありますが、2013年の産廃総量3億8千万tのうち53%が再利用され、44%が減量化されています。そして残る3%が最終処分されるのですが、その処分場の容量にも問題はあります。試算によれば全国で13.9年分しか余裕がないとされているのです。ちなみに、原発などに伴ういわゆる「核のゴミ」は別に厳格な処分が義務付けられていますが、こちらには最終処分場そのものが存在しません。

今回の事件は、法の問題ではない気がします。「賞味期限」という曖昧な基準を過剰に意識する私達が、大量の「食品」廃棄物を発生させている一方で、期限切れ間近の訳あり商品を扱う激安スーパーが今の社会を支えているのも事実なのです。価格を消費活動の最大の判断基準にせざるを得ない層が確実に増加し、安全を最優先しなければならない公共輸送などの分野だけでなく、食品についても、随分前から安さが最も重要な購入基準になってきているのです。

何故こうした企業が存続できているのかこそが重要です。自然淘汰されず、むしろ需要が増え続けているのではないかとさえ思われます。心配なのは、株価だけを気にしている政治がこの辺に気付いているのかどうか、見て見ぬ振りをしているのではないか、というところなのです。

今朝の岐阜市は予報通り雪で、一面、白く覆われています。

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