『週刊チューズデー』 *バドミントンとプロ野球

日本バドミントン協会は10日、東京都内で緊急理事会を開き、違法カジノ店で賭博をしたことを認めた桃田賢斗(21)₌NTT東日本₌に対して無期限の競技会出場停止処分、賭博に誘った田児賢一(26)₌同₌には無期限の登録抹消処分を科すことを決めた。桃田は8月のリオデジャネイロ五輪にも派遣しない。賭博を行ったことがあるその他のNTT東日本所属の男子選手6人は、6カ月または1年間の出場停止処分とした。協会は倫理規定では6段階の処分を定めており、桃田の出場停止処分はその中で3番目、田児の登録抹消は2番目に重い。2人とも最も重い、永久追放に当たる除名処分は免れた。桃田は世界バドミントン連盟が7日に発表した男子シングルスの最新の世界ランキングで2位に入り、リオ五輪でのメダル獲得が期待されていた。【ヤフーニュース/毎日】

法違反の程度、アマとプロ、個人と団体などバドミントンとプロ野球には多くの違いがあるのだろう、と思います。しかし、プロ野球選手が自らの土俵を賭博の対象にしていたという極めて深刻かつ重大な事件が起きたのに、その全体像がウヤムヤのまま何事もなかったように開幕し、当然のようにテレビ中継がなされている現実は、やはり何かがおかしい気がします。

東大出身の元プロ野球選手で江戸川大教授の小林至氏は、『球団は選手と業務委託契約をしている関係であり、選手の保護者でも管理責任者でもない』と指摘されています(毎日web/3.31)。従って、球団幹部が辞任することよりも「日本プロ野球選手会」がその役割を果たすことこそが重要だ、とされています。私も、「僕らはプレーで見せるしかない」という決まり文句で許されるほど今回の野球賭博問題は軽くない、と思います。スポーツが私達の胸を打つのは、その"僕ら"のひた向きさに感動するからです。

球団が結局親会社の広告のために存在し、その利益優先で「事件」を終結させようとしているのであれば、却ってプロ野球人気に致命的なダメージを与えることにもなりかねません。『日本プロ野球選手会(会長:楽天/嶋)』も、ペナントレースを一時中断することもなく、通り一遍で日付のない「声明文」を発するだけでこの問題を終わらせるのはさすがに甘いのではないか、と私は思います。仮に親会社に新聞が混じっているから、或いはテレビ放送の都合があるから強い批判がないのだとしたら、それこそメディアの自殺行為でもあるのです。



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     ウワミズザクラ(上不見桜/上溝桜) 

  
【ふれあいの森/11日】
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