週刊・『チューズデー』 *数字の話 (下)

下の図は、G7に中韓を加えた名目GDPの推移です。色の判別が見辛いでしょうが、2015年が上から、米国、中国、日本の順なのは言うまでもありません。中国と日本は、2009年に逆転しています。
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日本は、概ね5兆ドルの水準で推移してきました。この『5兆ドル』という数値は、以前はメディアでよく使われ、知らぬ間に覚えさせられた数字です。

ところで、自民党は公約で「名目GDP600兆円を目指す」、としています。2015年の名目GDP約500兆円は、1ドル約107円で計算すると約4.7兆ドルですが、これを5.6兆ドル(600兆円)へと増加させる、と理解して良いのでしょうか。仮に円安が進み1ドルが120円にでもなれば、"昔懐かし5兆ドル"でも600兆円になるのですが、それもアリなんでしょうか。5.6兆ドル達成には19%の成長が必要ですが、とてもまともな話とは思えません。

しかしまあ、どっちにしろ「新しい判断」を持ち出されればそれまでですから、確認するまでもない話なのかも知れません。


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         囀り  【長良川/5日】
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