週刊・『チューズデー』 *ルール

前回の参院選時に書いた「パークアベニューとアベノミクス」という拙文がありますが、事態は益々深刻さを増しています。

水野和夫氏は、西欧の歴史で最も重要な概念は「蒐集(しゅうしゅう)」である、と書いています(「資本主義の終焉と歴史の危機」)。そのための最適なシステムとして発明されたのが「資本主義」であり、今や世界で生み出される新たな価値の大部分は、1%(或いはその中の1%)の富裕層と言われる人達の手中に収まりつつあるのです。

タックスヘイブンやWindows10への強制アップグレードが容易く実現出来るのは、そういうルールになっているからです。政治家の非常識な行為は中々摘発されないのに、岩にハーケンを打ち込んだ程度のことが大問題となるのも同様です。

富の集中も善悪の判定も、その根底にはつくり上げられたルールがあります。そしてルール(=法)は、私達の代表である国会議員がつくります。実質的には官僚によるとしても、『法律にすること』は私達の代表にしか出来ないのです。

国政選挙は、この"私達の代表"を選ぶことです。世の中に不平不満を言うためには、ここをサボることは許されません。


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        貫く。   【百年公園/6月30日】
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