週刊・『チューズデー』 *貿易

財務省が先月25日に今年上半期分の「貿易統計」を発表しています。

輸出が8.7%の大幅な減少で34.5兆円にまで落ち込んだのですが、原油・LNG価格の下落を主な要因に、輸入がそれを上回る17.2%減の32.7兆円となり、結果、1.8兆円の黒字となりました。半期での黒字は、2010年下半期以来実に5年ぶりとなります。

ボーダレスで為替相場が調整弁となっている時代では、貿易収支の増減に大きな意味はありません。しかし、金額そのものが縮小していくのは懸念材料です。市場規模が小さくなると、少しの波風でもその影響を受けやすくなるからです。特に日本は、これから確実に国内市場は小さくなっていきますから、輸出にしろ輸入にしろ、ある程度の規模の開かれた市場の存在が必要不可欠なのです。

次期米国大統領に誰がなるかは、その点でも日本の問題と言えます。


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       大減水の長良川   【7/28】
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