ヒヨコの足跡 - 2

鯛焼と共に市バスの客となり   織二

■私:初めて専門家にちょこっと褒められた句です。16年末のブログに載せました。
師:何となく冬の夕方を感じるな。市バスってのも分かる。
■私:『バスを待ち大路の春をうたがはず』という波郷の句があって、俳句界の通念としては、「バス」を詠むのはここに尽きてるらしいです。どっかで読んだんですが…。
師:へー。
■私:まあそんなことはどうでもよくて…。
師:ちょっとその前に、素人の俺がなんでつきあわされてる訳?
■私:俳句に縁の浅い、というかどちらかと言うと俳句を小馬鹿にしてる師匠の胸に届かなければ、文学としての俳句ではない、と思っているからです。
師:「文学としての俳句」?
■私:頭の中を文字で伝えるのが文学ですから、俳句も一応そうですよね。
師:まあ、そりゃそうだ。
■私:そのためには17文字が読者に伝わることが原点ではないか、と…。
師:それを俺で試そうってことか。だけど、そんなことは力んで言うことじゃなくて、誰でもそう思ってるだろう。
■私:意外とそうでもないんですよ。まあその辺のややこしいことは置いといて、嫌でしょうがしばらくつきあってもらいます。本格的には次回からになりますが…。
師:まあ、我慢するか。
■私:言い忘れましたが、最初「冬の夕方」と言ってもらったのは嬉しかったです。季語ってのは説明するもんじゃなくて感じるものですから…。
師:鯛焼といったら普通冬だろうがよ。めんどくせぇな…。



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       残雪  【百年公園/14日】

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