長良の落陽。

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zoom RSS 『週刊チューズデー』 *三菱燃費偽装の教訓

<<   作成日時 : 2016/05/02 16:43   >>

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ここまで事態が深刻になった大もとは、間違いなく「エコカー減税」です。この制度は国交省に詳しくありますが、簡単に言えば燃費がいいほど取得税と重量税が少なくなる仕組みです。4~5段階で軽減され最高レベルだと無税ですから、ガソリン代と税金の両方で負担が減る訳です。……。

カタログでの燃費表示の歴史は、60キロ定地走行→10モード→10・15モード→JC08モード、と目まぐるしく変化してきました。出来るだけ実際の走行に近いものとするためでしたが、その数値を本当に信じるようなドライバーは、一昔前にはいませんでした。ヤンチャな運転や市街地の渋滞ばかりだとデータの半分近くにまで落ちることは常識でしたし、そもそもカタログ数値などすぐに忘れていました。

とはいえ、燃費の良し悪しが車選びの重要な要素だったのは昔も同じでしたから、友人知人や車雑誌など様々な情報を頼りに車種を選択したものです。メーカーのポリシーも考慮したりして、車を選ぶその過程は結構楽しいものでした。

このメーカーと消費者との間の心地よい緊張関係に余計な隙間風を入れるのが、"行政"です。今回も「税」が絡んでいなければ、三菱のカタログデータはあまり信用できないという評判が立ったとしても、これほど大きな問題にはならなかった、と思います。不味いラーメン屋は、たとえ「日本一美味い!」と看板を掲げたとしても、そのうち自然と潰れていくものなのです。

民間の自由な競争に政府が介入して市場が歪む例は、至る所でみられます。本当に国が関わるべきことなのかどうかこそが重要で、今回の「事件」もそこまで議論を深めないと真の解決とは言えない、と思います。


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      こども広場【百年公園/4.29】

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